KENJI 『昔話』
最近の出来事のネタが無いので、ちょっと昔の話を書きます。
現在gDCカラーの講師を務めさせてもらいってますが、
自分はどこかのスクールで教わったわけではなく、
自分が働いていたサロンでいろいろな人に出会って、
見て、話しながら覚えたものがほとんどです。
その中で大きな変化をもらう事になったサロンがロンドンにあります。
日本のヘアカラーとイギリスでのヘアカラーはかなり違います。
もちろんベースとなる毛が違うわけですからね。
あ、海外行っても天然のブロンドヘアーって少ないですよ。
美容師さんが染めて金髪にしてるわけです。
その大きな変化をくれたサロン。
まぁ、半分トラウマにもなっているんですけど.......
オーナーがゲイだったんですよね。
海外の美容師はゲイが多いので、
ゲイというのがトラウマになっているわけではないです。
基本的に人種も国籍も気にしない性格なので、
ゲイだろうがバイだろうが楽しければ仲良くなれます。
美容師にゲイが多いので、知り合いもゲイが沢山いた環境ですが、
自分はストレートです☆
まあゲイネタそのうち書きます...........で、
そのオーナーの身体的特徴は中肉中背で顔は某有名華道家の様な感じなマレーシア人。
性格はドS
服装はいつも派手。
そのサロンで働くことになった初日、レザーのピチピチのパンツにジャケットを着て
ナチス軍の様な帽子を被った彼が
「あら〜、ケンジ、ようこそ♡」
って出迎えてくれた時は、
さすがに開けた扉をそのまま閉めて家に帰ろうかと思ったくらいです。
そんな彼からホイルワーク(ハイライトなど)を教わりました。
ある程度練習してからお客様に入る様になったのですが、そこからが地獄の日々。
駄目出しの連続で、ある程度の仕上がりになっても彼が気に入らなければ、
そのあとネチネチネチネチず〜〜〜〜〜〜っとそれを指摘してくる。
一つのミスで一週間おなじ事を言われ続けます。
男だったらそんなにネチネチ言ってくんなよって言いたい所ですが.......
ゲイなんですよね。(笑)
性格は最悪なんですがセンスはすごかった
サロン内も綺麗に生花が飾られていて、6週間で全て変える徹底ぶり。
お客様が次回来店する時にはまた違う花が飾られている様にしていたみたいです。
自分が仕事で気をつけている色使いはきっとここから来ています。
そのサロンで働いている時は常に恨みがわき上がってましたが、
間違いなくここで自分の武器が作られた気がします。
今でもカラーリングをしている最中に嫌な思い出はよみがえりますが........
おかげさまなんでしょうか。
感謝するべきなんでしょうが、複雑です。
興味がある方、いつでも紹介しますよ。
ハードゲイってヤツを地でいく人間を見たい方は是非☆