三鷹の戸石さんとのコラ (ボデジパ編)その1の続きです
戸石さんと交代!
ここで5月末にマルセルと言う業界紙で菊地さんの矯正モデルをした時の仕上がり写真を(・ω・)/
自然な仕上がりからも、薬剤で攻めていないのが伺えます。
しかしまあ、ビックリしたのはこの日の僕と戸石さんの服が丸かぶりだった事w
打ち合せとか無しですよw
笑えますね(;^_^A
強度を上げる為の前処理
戸石さんの作った処理剤「ちぇケラ」が新しい処方になるそうで、それを使った髪の補強処理です。
戸石さんの薬剤塗布動画
自然で8分放置
テストカール
薬剤の反応度合いを見ています。
おっけい〜♬
この動画の中でもロッド巻きながら付けてるのも、新しい「ちぇケラ」だそうです。
なんか良さそうですね。
「右側問題がでそうだね〜」なんて2人で話してました。
ここからは僕は口は挟みません。
薬剤のエキスパート戸石さんのパーマ術を信じて託す感じです。
ここで美容師の方へ
薬剤は『リボルバー』ACと『グリシス』Sを1:1で混ぜています。
※現在のACは改良版ではないので、今後出てくる物とはHP等変わるので、参考迄に。
使った事がある人は、かなり弱い薬剤だと言う事がわかると思います。
自然放置で8分で水洗
メインロッドは20mmです。
多分一番高い温度で80℃
55℃−60℃ー80℃とかそんな感じだったか?
細かい温度とタイム等は覚えていないので、戸石さんに聞いて下さい(;^_^A
濡れてるうちは低温で乾燥させて、クリープの時間を置いて、水分飛んできてから、高温(といっても80℃)での形付け。
細くてダメージのある毛先には、こういう感じでの施術は有効に思えます。
質感を荒らしたり、仕上がりに嫌な硬さを出さないし、なおかつちゃんとカールを効かせられます。
2剤のタイムが終わり1本外してみるとこんな感じ
おっけい〜♬
プレーンリンス後
前髪も柔らか〜くぱーまかけていますが、ウェットの時点ではパーマは見えません。
これもデジパの特徴の一つですね。
ウェット時は水分の重さで、細い毛なんかはダレて見えるんですね。
でも乾くと本来のかかりが出てきて、フンワリ仕上がります(`・ω・´)ゞ
実はモデルさんはパーマは今回が初めて!
「デジタルパーマって何ですか?」って当然の質問。
「まず一番の違いはパーマのもち、コンディションのいい髪だと、1〜2年経ってもとれません」
なんて話をして
「へ〜〜〜〜〜!!」
って今イチ信じてもらえてない感じw
そして乾いた時に一番綺麗なカールが出てくるから、ドライヤーでば〜っと乾かしただけで、キレイにまとまるんですよ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
と説明すると、
「じゃあ、縮毛矯正のパーマ番ですね!」
そう!その通り!
だから乾かし方に多少のコツはあるけど、基本的に手入れは楽チンですよ!
って話をしながら髪を乾かしました。
矯正もデジパーも、以前はクセが伸びれば喜ばれました。
矯正毛にパーマがかかれば喜ばれました。
でも今はそれ以上をみんな求めてサロンに来ます。
デジのスタイルも以前は同じ様な物が多かったけど、カットやワインディング、髪のコンディションの見極め、適正な薬剤選定によって、かなりスタイルの幅は出てきたと思います。
今はお客様の要望も、ニュアンスや細かいディテールが含まれてくる。
以前は諦めていたスタイルも、
「もしかしたら出来るんじゃないだろうか?」
ってお客様も思い始めてる。
ただかかってるだけのパーマ
ただ伸びてるだけの矯正から
さらに何歩か進んで
デザインする為の矯正やパーマ
になってきたんだと思います。
また、最近のヘアカタに載ってるパーマスタイルって、コテを使ったものが殆どですが、デジPを上手く使って行ければ、それにちかい質感やカール感は作れます。
きっとデジはこうとか美容師側が決めつけてしまっていて、幅を狭めている部分もあるんじゃないでしょうか。
一つのツールとして、すごくサロンワークに幅を持たせてくれるというのが、Re:alとしての僕や戸石さんや菊地さんの共通の認識です。
あ、うんちくが過ぎました(爆)
仕上がりです。
とりあえず乾燥してる髪だったんで、ロレアルのオイルを毛先に付ける意外は何も付けてません。
そしてドライヤーで
ハンドドライのみ
スタイリング剤なし
ブローなし
写真はiPadで撮って出しの加工なし
なしなしの写真です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ただ乾かしただけの状態でこのカール感は素敵じゃないですか?
持ちも普通のパーマよりいいですし、髪の状態もモデルさんにも触ってもらって、すごく良い感じでした。
まあ、良くなるって意味じゃなく、悪くなってないって感じかな。
見比べて下さい
5月末にの撮影時
今回のビフォア 7月末にカット&カラー
アフター
バングのパーマ効いてるでしょ?
乾くと出てくるニュアンス程度のパーマだけど、こういう柔らかくても、大きく出てくれるのがデジのいい所です。
コールドのパーマでは難しい部分ですね。
あ、そうそう(´・ω・`)
今回のブログの写真と動画は全てiPadで撮りました。
以外と綺麗でビックリでした。
最後に
動画でも写真でも伝わりにくい部分ではありますが、戸石さんの素材(髪)への繊細なアプローチ、薬剤設定と温度設定などの気の使い方、何より、どこに「どれくらいパーマを出すか?」
と言う部分を考えた薬剤の塗布&ワインディングは、パターンで仕事している作業とは違う、パーマでの似合わせという、今まで余り語られにくかった部分を、見せてもらえたかなぁって思ってます。
ぼくも、このパーマでの似合わせをいつも意識してるんで、凄くリンクして楽しかったし、細かい部分でも勉強になりました!。
そしてモデルの西江さん、横浜から三鷹への移動に加え、長い時間ありがとうございました。
そしてシャンティーのスタッフの皆さんご、色々ご協力ありがとうございました。
☆そしてスペシャルサンクス☆
いつもギリギリの還元で今回も最高の矯正をしてくれていたレスキューヘアの菊地さん、本当菊地さんの矯正でなかったら、この仕上がりはなかったと思います。
ありがとうございます!
僕等の一連の考えが、間違いでないとこを、証明出来たかなって思ってます。
このモデルさんで来週の金曜にまたちゃんとメイク&スタイリングして撮影させてもらう予定です。
これからもRe:alでは、面白い企画をして行くつもりです。よろしくお願いします。
長いブログ、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
追伸
glam:UNITED WORKSでもこういうニュアンスのデジタルパーマは出来ますよ〜。
是非相談して下さい。