カラーリングについて、分からない事、意外と多いのではないでしょうか?
今更、何か聞けない疑問を集めて、お答えしていきます。
カラーの中でも色々あるので、今回は基礎的な事からお答えしていきます。
Q 1 ホームカラーとサロンカラーの一番の違いって何でしょうか?
A 1
ざっくり言いますと、中身の髪の毛を染める力が違います。
ホームカラーを作っている会社に一番有ってはいけないクレームは、使ったのに染まらない、明るくならないというクレームです。でもよく考えてみて下さい。
同じ日本人と言ってもみなさん、同じ髪質ではないですよね?
細い毛の人もいれば、凄い堅い毛の人もいる訳です。
誰が買うかわからないホームカラーは誰でも明るくならないと困るので堅い髪の人でも染まる様に出来ています。
堅い髪をしっかり染めるにはそれなりの薬剤の強さが必要です。
つまりホームカラーはダメージが出やすくなりますね。
実際髪を必要以上に傷めてしまう薬剤が入っていたりします。
ホームカラーをして明るくなりすぎた経験のある方はいるのではないでしょうか?
それに対してサロンで使っているカラーは髪のプロである美容師が、髪の状態を判断してからカラー剤を選びます。
細い毛の人であれば薬剤の力が弱いカラー剤でも十分染まる。
逆に堅い髪の方が結構明るくしたい場合は強いカラー剤を使ったりします。
大抵、その時のリスク、ダメージはある程度説明されると思います。
実際glam: UNITED WORKS、glamともに150種類前後のカラー剤が用意されてます。
そんなに必要なの?と聞かれそうですが、必要なんですよ。
同じ明るさのピンクブラウンでもメーカーによって色が違います。
お客様の髪質によっても、人によって黄色くなりやすい方、赤やオレンジになりやすい方がいる訳です。
同じメーカーのピンクブラウン一本では希望の色にならない事があると思いませんか?
A様にはP社のピンクブラウンで良いのですが、同じ色をB様にしようと思った時にP社のではB様に髪質に対して良い色が出せない.....
では別のN社の色を使おうか、となる訳です。
サロンのカラーではダメージに合わせて幾つかのカラー剤を塗り分ける事も出来ます。傷んだ毛先は凄い弱いカラー剤も十分染まりますからね。
ちなみにホームカラーで泡になるカラーやムース状になるカラー剤が流行っているみたいですね。
美容院にはないのと聞かれそうですが、ありません。
この先もないでしょう。
ホームカラーは自分で染めやすい様な操作性を目指しているので、美容師が染めるサロン用のカラーには必要のない事ですよね。
Q 2 カラーとパーマは一緒に出来ますか?
A 2
今までは法律上出来なかったのですが、薬事法の改正により化粧品登録のカーリング剤(弱い力のパーマ液だと思って下さい)を使うのであれば同時に施術する事も可能です。
が、同時に施術するとどうしても余計なダメージが出てしまう事や、パーマが弱くなってしまう事、思ったカラーにならない事がありますのであまりお勧め出来ません。
2ヶ月ほど前にカラーをしていて伸びて来た2cmほどの黒毛の部分だけを染めて毛先は染めず、毛先の方にだけパーマをかける...という様な感じでしたら毛先にカラー剤が付く事がほぼないので同時に施術する事もありますのでご相談下さい。
同じ様な理由で毛先まで塗る事になるホイルを使ったカラーリングとパーマや縮毛矯正の同時施術はお勧め出来ません。
髪の状態により異なりますので、詳しくは担当のスタイリストにご相談下さい。
カラーリングに対して気になる事があったら随時スタイリストにご相談下さい。
こちらにも少しずつアップしていきます